呉市が引き取った映画「男たちの大和」のセットの現状。 観光用の客寄せには十分だろうが、「博物館」に展示するような代物ではない。
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東映から譲渡されて、しばらくは築地町にある海事博物館推進室に保管されていた。
2006年11月大和ミュージアム専用駐車場がある複合ビル「折本マリンビル３号館」で始まった。 この施設は民間の運営である。
展示場所の関係から、かなり強引な置き方である。 細かく見ると、ベニヤ製セットのアラが目立つ。
映画の撮影には、これで十分だろうが、「博物館」の展示物ではない。
副砲塔の脇から突き出している展示方法は、いかがなものか？ まあ、この主砲身自体、寸足らずの半端物ではあるが……
ロケセットとしては、それなりの出来ではある。
江田島の第一術科学校に保管されている実物の単装高角砲とは比べものにならない。 このレプリカは、ここで余生を送るのがふさわしいだろう。
