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大入には、魚雷遠距離発射場が置かれていた。 魚雷発射は、明治時代には呉軍港内の予備発射場から麗女島に向けて射線を持っていたが、艦の出入りが増えたため危険となり港外に移した。 また、遠距離発射場としては、亀ヶ首射場が存在したが、最大射程が10,000mであったため、魚雷の発展に追従できていなかった。 このため、新たにこの地を選び、1917年(大正6年)度末に魚雷遠距離発射場を設置した。(1)(2)
魚雷遠距離発射場の突堤が残っている。 先端部には上家と観測所が置かれていた。
また、海中にコンクリート製の構造物が残っているが、これは揚収装置の土台らしい。
下図に大入魚雷遠距離発射場の配置図(3)を示す。
大入魚雷遠距離発射場は、内海に向けて魚雷を発射するので、事故が多かったようである。 以下に、主な事故を示す。
JR安芸阿賀駅から広電バス阿賀音戸の瀬戸線に乗車。「大冠中学校前」下車、徒歩2分。