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三十糎艦船連合呉支部

三十糎艦船連合呉支部

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鳥居・本殿

入江神社は応永年間(1394〜1427年)の創設とされ、始めは若宮権現と称した。 御祭神(本殿):天照大神、伊邪那美神、速玉之男神、速佐須良姫神、猿田彦神。  御祭神(相殿):市杵島姫神、金山彦神、品陀和気神、天水分神、應神天皇。

入江神社

鳥居

鳥居

本殿

入江神社明神祭お供舟:呉市有形文化財

お供舟は嘉永5年(1852年)に奉納されたものである。 通常は倉庫に収められている。

明神祭お供舟

毎年11月3日の例祭には、装飾をされて境内に置かれる。

明神祭お供舟

明神祭お供舟

明神祭お供舟

明神祭お供舟

お供舟の由来

元禄9年(1696年)長浜の船方商人、惣四郎、惣吉兄弟が生魚沖買いのため乗組員とともに船出したところ、伊豫国八島戸(やしまど)沖で暴風雨に遭い遭難しそうになった。 惣四郎達は普段から信仰が厚かったため、新宮大明神(入江神社の前称)が伊豫国九町浦の神主の夢枕に立ち、惣四郎達を救助するように求めた。 神主は村人を総動員して彼らを探し当て、救助したという言い伝えがある。 その後、村人が「神への感謝と海上安全」を願って、毎年11月3日の例祭に、海上では漕ぎ舟と言われる三艘競漕の式を、陸上では神輿行列の後ろを奉納された舟が神のお供として引かれるという、引き舟行事を始めた。 これは、海難救助を表した珍しい伝統行事である。

手水鉢

「漱水」「文政十三稔庚寅四月」と彫られている。 「漱水」は頼山陽の筆跡といわれている。

入江神社

入江神社

灯篭

文化十年と寛政元年に奉納されたものらしい。

入江神社

入江神社

入江神社

入江神社

忠魂碑

入江神社

入江神社

湊川神社初代権宮司 宇都宮黙霖翁碑

入江神社

宇都宮黙霖(うつのみや・もくりん)は長浜生まれの幕末の僧、思想家である。 この碑は没後100年を記念し、2005年(平成17年)9月に建立されたものである。

入江神社

碑に刻まれているのは、黙霖(署名は字の絢夫)の短歌である

ひろの山海邊にかよふ長濱へ
浪にゆられし我身なりけり

尚、実物のひらがなの部分は変体仮名である。

末社

末社

参考資料

  • 中邨末吉.新版 呉及び其の近郷の史実と伝説 第二輯.呉,呉郷土史研究会,1976,p93
  • 金指正三,久保田利数,楠見久.呉の文化財.呉,呉市教育委員会,1990,p80
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