画像をクリックすると拡大表示。 戻るときには表示されたページ下部の「戻る」をクリック。
お供舟は嘉永5年(1852年)に奉納されたものである。 通常は倉庫に収められている。
毎年11月3日の例祭には、装飾をされて境内に置かれる。
元禄9年(1696年)長浜の船方商人、惣四郎、惣吉兄弟が生魚沖買いのため乗組員とともに船出したところ、伊豫国八島戸(やしまど)沖で暴風雨に遭い遭難しそうになった。 惣四郎達は普段から信仰が厚かったため、新宮大明神(入江神社の前称)が伊豫国九町浦の神主の夢枕に立ち、惣四郎達を救助するように求めた。 神主は村人を総動員して彼らを探し当て、救助したという言い伝えがある。 その後、村人が「神への感謝と海上安全」を願って、毎年11月3日の例祭に、海上では漕ぎ舟と言われる三艘競漕の式を、陸上では神輿行列の後ろを奉納された舟が神のお供として引かれるという、引き舟行事を始めた。 これは、海難救助を表した珍しい伝統行事である。