正円寺は、浄土真宗本願寺派の寺院である。 旧宮原村呉町にあったが、1886年(明治19年)に海軍用地として接収されたため、現・宮原五丁目に移転した。 同じく、海軍用地に指定された地区の檀家の多くが二川地区に移住したため、1902年(明治35年)に現・両城一丁目に川原石支坊を設立。 その後、1937年(昭和12年)に現在地に移転した。
境内には煉瓦造りの会館があったが、2011年に取り壊された。 これは、正円寺が現在地に移転する以前から存在する油倉庫であったといわれている。 煉瓦積みは2面のみ残されていて、道路側からは煉瓦造りとは分からなかった。