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三十糎艦船連合呉支部

三十糎艦船連合呉支部

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殉国之塔

1945年(昭和20年)6月22日、呉海軍工廠はB-29爆撃機290機の爆撃により壊滅した。 このとき、工廠内にいた従業員、女子挺身隊、動員学徒、軍人のうち476名が犠牲となった。 戦後、工廠裏手の山中に遺骨の一部が埋められ、木の墓標が建てられていたが、遺骨が土から出て雨ざらしになっていたという。

これを知った地元の仏教婦人会が中心となり、1965年(昭和40年)11月に殉国之塔が建立された。

しかしながら、塔が建立された場所は、企業の敷地内であり自由に参拝できなかった上、塔へ至る道筋も危険なものであった。 このため、2008年(平成20年)6月に鍋山第一公園に移設された。

殉国之塔

殉国之塔

殉国之塔

殉国之塔

殉国之塔は、かつての工廠地帯を見下ろす位置にある。

殉国之塔

アクセス

JR呉駅から広電バス宮原線に乗車。 「鍋山団地入口」下車。 徒歩2分。

駐車場無し。

参考資料

  • 中国新聞2008年6月24日付記事.呉の「殉国之塔」公園内に移設
  • 呉戦災を記録する会編.呉戦災:あれから60年.呉,呉戦災を記録する会,2005,p310-311.(ISBN4-9902568-0-8)
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