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桂浜は、呉近郊の海水浴場として有名であるが、歴史的にも重要な史蹟のある場所でもある。
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万葉集巻十五には736年(天平十八年)遣新羅使が安芸国長門島に停泊した時の歌や舟出の歌が詠まれており、その中に松原のことがうたわれているが、その松原が倉橋島桂浜にあたるものと考えられている。 現在、この松原は広島県史跡に指定されている。
これは、日本最古といわれる乾ドックの跡である。 倉橋島では江戸時代の元文、寛保年間頃に、天然の入江を改良した船渠(ドック)が考案された。 明治期には蒸気船の普及や船舶の大型化に伴い、1882年(明治15年)に現在のものに改造された。
ここ倉橋で建造され、厳島神社の管絃祭で使われた古い御座船三隻を保存している。 旧暦6月17日に厳島神社で執り行われる管絃祭で使用される御座船は、倉橋島から献納される習わしがある。 御座船に使用された管絃船は縁起がよいとされ、祭りの後は希望の漁師に払い下げられ、翌年の建造費に充てられていた。 展示されている管絃船は1962年(昭和37年)と1986年(昭和61年)に建造されたものである。
桂浜一帯には、記念碑が多く建立されている。
JR呉駅から広電バス「桂浜温泉館」または「室尾」ゆきに乗車。 「桂浜温泉館」下車。
自動車の場合、桂浜温泉館の駐車場を利用(無料)できる。
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