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呉市街西部の傾斜地にある石段。 通称「200階段」である。 呉は1889年(明治22年)の鎮守府開庁以来、人口が増大したが、平地部が少ない上に多くが軍用地となっていたために、転入してきた軍人や職工は傾斜地に住居を求めるほかなかった。 この両城地区は海軍士官が多く居住していた。
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登り口は狭くて、分かりにくかったため案内板が設置された。
以下の写真は、下から順に撮影したものである。 実際の階段は写真で見るより急勾配なので、体力に自信のない方は下から見るだけにした方が良い。 映画「海猿」では、ボンベを背負ってこの階段を登るという訓練が描かれていたが、あれはフィクションである。
頂上付近からは呉市街が一望できる。 尚、映画「海猿」では、階段を登った後に腕立て伏せの訓練を行っていたが、実際にはあのようなスペースは無い。 ネタばらしをすると、あのシーンは、ここから呉港をはさんで反対側の「神原」という地区で撮影されたものである。
実は、降りの方が恐ろしい。 体力に自信のある方でも、高所恐怖症の人は登らないことをお勧めする。
JR呉駅から徒歩12分。 大和ミュージアムから徒歩20分。
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