アレイ（Alley）とは遊歩道の意味で、からすこじまは、沖合にあった烏小島（からすこじま）に由来する。 周囲約40mの岩島であったが、大正時代に魚雷発射実験場建設のため埋立てられた。
この一帯は、「旧呉鎮守府兵器部護岸および関連施設」として平成21年度土木学会選奨土木遺産に認定された。 選定理由は「整然と積まれた花崗岩の護岸、巧みに加工された石階段、クレーン等、旧呉鎮守府兵器部の施設が保存され、公園化されている。」ことである。 尚、近辺では江田島市の旧三高砲台も認定されている。
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公園の南端に保存されている。
遊歩道には、古い大砲が置かれている。 海軍工廠時代には係船柱として使用されていたものらしく、由来等は不明。
口径120mm、砲身長2,200mm（測定値）。
口径100〜110mm、砲身長2,900mm（測定値）。 RPR 350？の刻印あり。
口径127mm、砲身長1,460mm（測定値）。
2011年3月24日、休憩所として使える東屋が完成した。 この東屋の設計・建築は大学生と地元ボランティアによって行われた。 また、子規句碑は2011年7月17日に建立されたものである。
道を挟んだ山側には、煉瓦造りの建物がある。 これらは旧海軍工廠（電気部・水雷部）の建屋で、現在も倉庫として使用されている。
煉瓦造りの倉庫の並びに「サブマリン」というレストランがあったが2010年10月4日で閉店した。 テラスに出れば、停泊中の潜水艦を眺めながらの食事が楽しめた。 １階のコンビニ「セブンイレブン」には、呉土産が充実している。 この裏にある日本料理店仙水（せんすい）とあわせて、この付近で唯一の食料補給場所である。
岸壁に残る階段は、工廠時代の面影を留めている。 映画「男たちの大和」のロケにも使われた。
旧潜水艦桟橋には、トロッコのレールらしきものが残っている。
古い係船柱も残されている。
海上自衛隊第１潜水隊群司令部の山側構内には、コンクリート製構造物の跡と地下壕入口のようなものが残っている。
JR呉駅から広電バス阿賀音戸の瀬戸線（路線番号2）または呉倉橋島線（路線番号1）に乗車。 「子規句碑前」で下車。
自動車の場合は「セブンイレブン」横の道路を登ったところに無料駐車場あり。