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島内への立ち入りはできないので、海上もしくは陸上から見るしかない。
呉−小用航路、特に小用から呉に向かう便は大麗女島・小麗女島寄りの航路となるので海上から見るには最適である。
海上保安大学の沖にある「大麗女島(左)」「小麗女島(右)」。
−呉軍港案内 昭和9年版より−(1)
潜水学校沖にあたり大麗女、小麗女の二島にわかれ軍港の關門を扼してゐる。 軍港出入りの艦船から帆船、漁舟に至るまで、この麗女島の見張り所から監視をうけ、また艦船は出入港に際して、たえずこの島の見張と信號を交換する。
「大麗女島」には海上自衛隊の弾薬庫があり、海上自衛隊呉警備隊弾薬庫警衛所の煉瓦造りの建築物がある。
大麗女島に地下壕の入口のようなものが見えるが、戦時中に急造された特殊潜航艇「蛟龍」の地下工場跡である。 元々は軍需部の燃料置き場だったものを「蛟龍」の工場に転用したもので、断面の大きな3本のトンネルを主生産工場とし、他を補機、部品倉庫および工員の仮眠所としていた。(2)
次の図は引渡目録の施設図を基に作図したもので、終戦時の状況を示すものと思われる。(3)