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本庄水源地は、旧海軍が築造したもので、1906年(明治39年)に測量を開始、1912年(大正元年)9月に着手し、1918年(大正7年)2月に完成、同年4月28日に竣工式が挙行された。 当時としては、東洋一の規模を誇り、この貯水池から一部が呉市に分水され、それを水源に1918年(大正7年)4月に平原浄水場から市民給水が開始された。
1999年(平成11年)5月13日には、稼働中の水道施設としては全国で初めて、重要文化財に指定されている。
堰堤本体、取水塔よりなる。 堤頂部長さ97m、堤頂部幅3.64m、高さ25m。 円弧状の重力式コンクリート造り。 表面は、花崗岩の切石で被われ、重厚な外観となっている。
石造りで、直径9.9m。 丸井戸は堰堤より上流の二河川から直接取水した水を一時的に溜めて沈砂し、第一量水井に導く施設である。
コンクリート造で、長さ14.8m、幅5.5m。 第一量水井は取水塔及び丸井戸から水を集めた後に、取水場にその水を送り出す施設である。
石造りで、長さ36.5m、幅3.6m。 この階段は堰堤北側にある。
二河川付替流路の流末部に付けられた巨大な人工カスケード。 コンクリート製(頂部のみ花崗岩)で各1.5m×7段よりなる。
丸井戸の近くにコンクリート製の土台らしきものがあるが、詳細は不明。
JR呉駅から広電バス焼山熊野苗代線 昭和支所経由・熊野団地ゆきに乗車。 「本庄」、「泉ヶ丘団地」または「押込」のいずれかで下車。 徒歩3分。
通常は公開されていないが、毎年3月下旬〜4月上旬の桜の時期に開放される。 詳細は呉市水道局のウェブページを参照。
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