松井家は江戸時代中期から代々医業をもって地域に貢献した家系である。 松井見壽を医業の初代とすると、俊卓は三代目にあたる。 俊卓は備中大江村(現・岡山県井原市大江)の医師坂本松庵の長男として出生し、松井家には文化9年(1812年)に入家している。 三代俊卓と四代謙吾は広島藩士に取り立てられ、御殿医として仕えた。
この住館は、1865年(慶応4年)9月の家相図(因島住人・東堂環による)に描かれた建物より、若干の増改築があるものの、江戸時代後期〜明治初期の遺構がよく残されており、きわめて貴重な建物と認められている。
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