山陽本線と呉線が分岐する海田市(かいたいち)駅の近くに九十九(つくも)橋がある。 この橋は旧光海軍工廠(山口県光市)の鋼材を利用して架けられている。
光海軍工廠は呉鎮守府に属し、1940(昭和15)年10月1日に創設され、砲熕、水雷、製鋼の各部があった。 1945(昭和20)年8月14日13時17分〜14時18分、米軍機5波167機が500lb爆弾3402発を投下した。 この空襲により光海軍工廠は壊滅した。
以前あった橋が流され、1950年(昭和25年)6月に再建するとき、当時は物資が不足していたため、同工廠の廃材を利用したと伝わっている。
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JR山陽線・呉線 海田市下車。 徒歩5分。 南側の出口を出て、左方向に線路沿いに進む。