海王丸は初代海王丸の代替船として建造された。 初代海王丸は1930年に日本丸の姉妹船として建造され、引退までの59年余りにわたって11,425名の実習生を育て、約195万km(地球49周分)の航海を完遂したが、1974年以降は老朽化のため遠洋航海の規模を縮小するなどの応急的な航海を続けていた。
海王丸は船員教育訓練とあわせて「青少年のための海洋教室や体験航海」にも利用するものとして、国の補助金、財団法人日本船舶振興会(日本財団)補助金、一般からの寄付金などにより建造された。
画像をクリックすると拡大表示。 戻るときには、開いたページ下部の「戻る」をクリック。
履歴 |
|
---|---|
建造所 | 住友重機械工業追浜造船所浦賀工場 |
総トン数 | 2,556トン |
全長 | 110.09m |
最大幅 | 13.80m |
深さ | 10.72m |
メインマスト高 | 43.5m(船楼甲板からの高さ) |
帆装型式 | 4檣バーク型 |
総帆数 | 36枚(横帆18枚,縦帆18枚) |
主機/軸数 | ディーゼル2基 |
出力 | 1,500馬力×2 |
速力(最大/航海) | 14.09/12.95ノット |
航続距離 | 9,800マイル |
乗員(実習生) | 199(128) |